巨人の石塚裕惺内野手(19)が1日、オーストラリア・ウィンターリーグ(WL)での心技体でのレベルアップを誓った。5日に出発し、アデレード・ジャイアンツに所属して1か月以上プレーする。

派遣を控え、秋季キャンプで練習を積む19歳は「成長できるきっかけにしなきゃいけない。(今季は)けがも2回あって打席数(の確保)とかのために球団も用意してくれているので、いい時間にしたい」と決意を込めた。

 海外での生活に順応する必要もある。食事、長距離の移動、グラウンド状況、練習方法、時に40度を超える気温など、違いを挙げればきりがないが、全てをプラスに捉えていく。「環境がまず違うと思うので、それに慣れることや、適応する力は野球にも通ずるところだと思う」。異国でもまれることで新たな発見や精神面の強化にもつながる。

 通訳も派遣されるが、可能な範囲で英語にも挑戦してコミュニケーションをとる考えだ。「英語もトライしたい。人間的成長も期待していると球団から言われているので、野球だけでなく成長できたら」。武者修行を来季2年目の飛躍の足がかりとする。(宮内 孝太)

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