オリックス・岸田護監督が4日、社会人野球日本選手権の第3試合・四国銀行―トヨタ自動車(京セラドーム大阪)の試合前、「レジェンド始球式」に登板した。2019年の現役引退後6年ぶりとなる本拠地のマウンドで、現役時代さながらの投球フォームを披露。

ノーバウンドも少し高めに浮き「緊張しましたね。マウンドに立つと中継ぎの時を思い出すような。ボールでしたね…、残念。練習しておきます」と、笑顔の中に悔しさもにじませた。

 自身もNTT西日本時代の2005年に同選手権への出場を果たし、準優勝に貢献した。「社会人というのはやっぱり、独特。会社を背負っての試合になるので、また違った緊張感、プレッシャーをすごく感じた。僕の野球人生にとってはかなり大きな2年間だった。限られた人数の中、本当に野球を愛する気持ちでやっているところはすごく勉強になった」と回顧。10月30日の1回戦を突破した古巣・NTT西日本には「期待しています。頑張っていただけたら」とエールを送った。

編集部おすすめ