◆第25回奈良万葉大会(11月2、3日・橿原市営硬式野球場ほか)▽中学生の部・2回戦 生駒ボーイズ6-2京都静原ボーイズ

 投手陣が計8奪三振で要所を締めて白星をつかんだ。生駒の先発・森は気迫あふれる投球で、2回無死一塁から3者連続三振。

3回に2失点したが、4回は3者凡退に抑えてマウンドを降りた。2番手・梅本は、6回1死二、三塁のピンチに2者連続で空を切らせてガッツポーズ。「打てるもんなら打ってみろと思って投げていた」と胸を張った。捕手の山下は「2人ともブルペン通りの投球で、直球と変化球をうまく使って打ち取ることができた」と手応えをつかんだ。

 打線では9番打者の地村が躍動した。2回1死満塁で先制の適時打すると、4回には先頭で右中間二塁打。中継がもたつく間に、三塁を陥れた。いつもはリードオフマンで試合を引っ張る存在だが、不調により“打順降格”。「1番を打ちたい」思いでバットを振り、5回には中堅手の頭を越える三塁打。「自分でもびっくり。調子が戻ってきた」と笑顔を見せた。「春の予選にもつながると思うので、優勝して勢いをつけたい」と山下主将。

それぞれが最高の仕事を果たし、勝ち上がっていく。

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