◆アジア・チャンピオンズリーグエリート ▽第4節 神戸1―0蔚山(5日・御崎公園)

 J1の神戸が、蔚山を1―0で下し、グループ首位に浮上した。

 公式戦5試合ぶりの白星を狙った神戸は、前半ほとんどの時間を相手陣内で過ごした。

同10分にはFW大迫勇也が豪快なボレーでゴールネットを揺らしたが、これはゴール前にいたFWジェアンパトリッキがオフサイドを取られて得点は取り消し。攻撃の勢いが緩むことはなかったが、0―0で前半が終了した。

 停滞ムードも漂い始めた後半13分、MF鍬先祐弥のクロスをエリア内の混戦にいたFWジェアンパトリッキがトラップ。ゴールとは反対の方向にボールが弾んだが、自ら拾って左足で豪快にシュート。相手DFの股を抜き、ゴール左に押し込んだ。ジェアンパトリッキは、10月22日、敵地の江原戦に続き同大会2戦連発となった。

 先制に成功してからは徐々にゴールに迫られるシーンもあったが、GK前川黛也が好セーブを連発。DF陣など選手一丸で試合を締め、グループ首位に浮上した。9日にはリーグ戦・G大阪、16日には天皇杯準決勝・広島戦(いずれもパナスタ)を控える中で、勝ち切って11月は好発進。吉田孝行監督は「前半から自分たちのサッカーができたと思う。しっかりスタッフも含めていい準備をしてきた。しっかり選手たちがピッチで体現してくれたと思う。

素晴らしいゲームだった」と、勝利を喜んだ。

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