日本サッカー協会(JFA)は6日、都内で26年北中米W杯で着用する「アディダス サッカー日本代表 2026 ホームユニフォーム」のお披露目とユニホームに関する説明会を行った。

 新ユニホームは「HORIZON(水平線)」がコンセプト。

胸の中央部分には、日本を囲む海と空が交わる水平線を想起させる複数のグラフィックが施されている。水平線の先にある明るい未来や無限の希望が広がる「最高の景色」を表現したデザインで、選手、日本代表チームと共に戦う全ての人々の勇気と強い意志を表すものとなっている。首の付け根部分に付けられた日の丸が、日本を背負ってピッチに立つサッカー日本代表の誇りと覚悟を示している。

 説明会に登壇した日本サッカー協会・宮本恒靖会長は「コンセプトがホライゾン、水平線というものを意味していますけど、代表チームがW杯に向けて、最高の景色を、という言葉を合言葉にして活動している。この水平線の先に見える新たな景色とか、未来とか、そういったものが、最高の景色というところと呼応するようなデザインに仕上がっているんじゃないかなと思います。アディダスさんには、我々の思いをしっかりくみ取っていただきながらデザインしていただいたことに感謝しています」と話した。

 また選手に期待したいプレーを聞かれると、宮本会長は「思いとしては、はつらつとしたプレーをして欲しい。ブラジル戦の後半のような戦い、自分たちが主導権を持ったとか、点が入ることでスタジアムがどんどんお客さんと一緒になって躍動感が増していったと思いますし、このユニホームを身につけてやってほしい」と、0―2から大逆転勝利を飾った10月のブラジル戦のような戦いをW杯本番でも期待した。

 ゴールキーパー(GK)が着用する赤のユニホームには、仏教で釈迦(しゃか)を守護する神とされる「阿修羅(あしゅら)」からインスピレーションを得たグラフィックを採用。阿修羅と、ピッチ最後方からチームを支えゴールを守るGKの勇姿を重ね合わせた、大胆かつ力強いデザインとなっている。

 新ユニホームは、11月14日(金)のキリンチャレンジカップ2025(対ガーナ代表、愛知・豊田スタジアム)から着用する。

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