お笑いタレントの紺野ぶるまが7日、自身の小説「お腹が減りませんように、満月まで届きますように」(幻冬舎刊)発売記念イベントを都内で行った。

 「どっちつかず」な女芸人の葛藤の日々を軽やかに残酷にリアルに描く長編小説。

22年に刊行された単行本「特等席とトマトと満月と」からタイトルを変えて文庫化した。

 「一文字も妥協していないから」と胸を張る一作。「産後すぐ(単行本を)出して、子育てしたり、スクール通ったりして、成長したなと思って。めちゃくちゃ良く書けている」と自画自賛した。一方で小説ほど長い文章を書くのは初めての経験で、慣れないパソコン作業にも苦労。「横書きで書いて、LINEとかで送っていたら、マネジャーさんがスタバでパソコンにワードを入れてくれて。2年半くらいかけて書いた」と振り返った。

 この日は、事務所の先輩で「安田大サーカスクロちゃんも登場。1文目が印象に残ったとコメントすると、ぶるまは「ちょっと最初の3行なんだけど! やったね…やったな…この人、幻冬舎さん出禁! 松竹芸能の東銀座に閉じ込める」と怒りをあらわに。その後は2人仲良く小説について語り合い、目標には「100万部超え。(クロちゃんが3月に出版した恋愛小説)『クロ恋』超え」を掲げた。

 ぶるまは5日に「女芸人No.1決定戦 THE W」で決勝進出。

昨年は「にぼしいわし」に次いで準優勝に終わり、一段と気合が入っているかと思えば「(去年の)ファイナリストはエルフしかいない。優勝でしょ? (昨年の順位は)エルフは私の下だから」と早くも優勝宣言。続けて「さらに売れちゃうの。R―1も優勝して三冠になっちゃうの」と夢を膨らませた。

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