ノルディックスキー・ジャンプで18年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(クラレ)は、シーズン開幕前の国内ラスト大会となる全日本選手権ノーマルヒル(9日、札幌・宮の森ジャンプ競技場)を前に「モチベーションを高めていかなければいけない時期。冬に向けてしっかり作り上げて、自信を持って冬に臨めるような試合ができたらなと思います」と気持ちを高めた。

 8日の公式練習は前日から降り続いた積雪の影響で中止になり、高梨は近隣にある大倉山ジャンプ競技場でトレーニングを行った。「飛びたかったけどこういう天候もあるので明日に向けて自分のイメージ、体を整えていけたらいいなと思う」と前向きに話す。

 道具についても細部にこだわる。現在、スキー板2種類をテストし、調整している。この時期までテストをするのは異例だが、高梨は「あんまりここまでテストしたことはない。大倉山に入ってからは4種類試している。最終的に持って行くのは同じメーカーの2種類だと思います」と冬の準備を着々と整えている。

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