◇フィギュアスケート グランプリシリーズ第4戦 NHK杯 エキシビション(9日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)

 グランプリシリーズ第4戦のNHK杯閉幕から一夜明けた9日、女子を制した坂本花織(シスメックス)が取材に応じた。大会2連覇でGPファイナル進出(12月、名古屋)を決め「ショートもフリーも(今季)自己ベストを更新できて、フランス大会で悔しかった部分がNHK杯でリベンジできたので。

すごくいい試合でした」と振り返った。

 SP、フリーともに1位。フリーと合計点では今季世界最高得点をマークした。GP第1戦のフランス大会では、17歳の中井亜美(TOKIOインカラミ)に敗れたが日本女王の貫禄。熱戦の2日間を終え「試合が終わって緊張感もなくて、すごくホッとして。ちょっと眠たいというのもある」と、前夜とは一変おだやかな表情を見せた。

 26年ミラノ・コルティナ五輪の代表選考で重要な位置づけとなるGPファイナルまで約1か月。3大会連続出場、そして2大会連続メダルを目指すオリンピックに向け気持ちも高まる。今季限りでの現役引退を表明している坂本。「GPシリーズは五輪の選考基準の一つになるので、ファイナルまで行けたのはホッとしている。もう一段階、上を目指していけるように。あと1か月、頑張っていけたら」と意気込みを語った。

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