◆世田谷246ハーフマラソン(9日、東京・世田谷区駒沢オリンピック公園陸上競技場発着=21・0975キロ)

 第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)で3大会ぶりの優勝を狙う駒大は、1年生が5人出走。橋本颯人が1時間3分20秒でチームトップの15位、牟田颯太が1時間3分31秒の17位で続いた。

 気温12度で冷たい雨が降るレース。初のハーフマラソンで粘り強く走った橋本だが、優勝争いには絡めず「まだまだ走り込みが足りないですし、他大学の1年生は(1時間)2分台で走っている選手もいる。まだこの結果には満足できていない」と冷静な様子。寮までの約6キロ、ダウンを兼ねて走って帰っていった。

 駒大は、学生3大駅伝第2戦の全日本大学駅伝(11月2日、名古屋市~三重・伊勢市=8区間106・8キロ)で2年ぶり17度目の優勝を果たした。橋本は16人のメンバーに入ったが、出走には届かなかった。現地にも行けず、寮で選手らを応援し「悔しい思いを抱いた。自分もメンバーとして出走したいという思いが一層強くなった」と今大会に熱い思いで臨んだ。

 箱根駅伝では、山上りの5区希望。上りが得意だからこそ、アップダウンのある今大会を選んだ経緯もある。「(5区の)ライバル選手は多いですが、負ける気はしないですし、もちろん勝つ気で山を狙っていきたい」ときっぱり。「初ハーフで経験は積めた。

この経験を糧にもっともっと練習して、約2か月後の箱根駅伝ではしっかりとメンバーに入れるように、今は本当にただ、練習を積んでいきたい」と冷静に見据えた。

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