◆第63回アルゼンチン共和国杯・G2(11月9日、東京競馬場・芝2500メートル、良)

 伝統のハンデ重賞に18頭が出走し、クリストフ・ルメール騎手が騎乗したハンデ57キロで1番人気のスティンガーグラス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎、父キズナ)はゴール前で差してきたが半馬身届かずの2着だった。

 ルメール騎手は2日の天皇賞・秋(マスカレードボール)、土曜の京王杯2歳S(ダイヤモンドノット)で勝っていたが、開催3日連続のJRA重賞勝利とはならなかった。

同馬は前走の札幌日経賞でオープン(リステッド)初勝利。2018年の阪神JFをはじめ、重賞を6勝したダノンファンタジーの半妹にあたる。

 1着は松本大輝騎手の手綱で逃げ切った9番人気のミステリーウェイ(セン7歳、栗東・小林真也厩舎、父ジャスタウェイ)で勝ち時計は2分30秒2。3番人気のディマイザキッド(岩田望来騎手)が3着だった。

 ルメール騎手(スティンガーグラス=2着)「こういうレベルでもすごくいい競馬ができました。少しエンジンがかかるまで時間がかかったけど、ゴールまでよく頑張ってくれました。今日は勝った馬が離れていて、うまく逃げ切られただけに仕方がありませんね」

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