巨人・田中将大投手が9日、宮城・気仙沼市で合同防災避難訓練に参加した。東北復興に長年関心を寄せてきたことを受け、主催の国土交通省から声が掛かって実現。

地元スポーツ少年団2チームの選手らと一緒に歩いて高台へ避難するなど、災害発生に備えた動きを確かめ「実際に伝えていくことが大事。彼らも色々な話を聞いて理解してくれていると思うので、周りの家族であったり友達、色々な人に伝えてほしい」と丁寧に呼びかけた。

 午前中に行われた訓練後には大谷小ビッグウェーブ、本吉ロビンファイターズのナインから日米200勝達成のお祝いとして寄せ書きなどをプレゼントされた。大谷小ビッグウェーブの主将で、捕手兼遊撃手の小野寺遥瑠(はる)くん(6年)は田中将とガッチリ握手をかわし「うれしい。背が高くて、手がめっちゃ分厚かったです!」と大感激。日頃から真剣に避難訓練には取り組んでいるが「(いつもと)違う。違うように感じます。スター選手と訓練を真剣にできて、とても心に残ったので。この避難訓練をもとに、もし本当に災害が起きた時に生かしていきたいと思います!」とレジェンドの思いやりある行動に感謝していた。

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