元高校球児による「マスターズ甲子園2025」に9日、PL学園OBが登場した。木本(三重)OBと対戦予定だったが、試合は雨天中止。

選手たちは伝統のユニホームを身にまとい、記念撮影やブラスバンドの演奏で聖地を味わった。

 春夏合わせて7度の全国優勝を誇る同校も、現在は1学年の生徒数が20人足らず。野球部は16年夏限りで休部となっている。この日監督を務め、高校時代に片岡篤史氏、立浪和義氏らと春夏連覇を達成した深瀬猛氏(55)は「(現在は)春も夏もPL学園はない。だからこそ懐かしい、見に行きたい、と思ってくれる方々が集まってくれればうれしい」と話した。

 山口・松陰の野球部監督を務める西山正志氏(73)は「みんなの夢はPL学園の復活。この活動もそのため」と言い切る。現在の大会規定では34歳以下を最低14人登録しないと出場できないため、7年後には人数が不足する。1年ずつの活動に願いを込め、未来につなげる。(森口 登生)

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