大相撲でモンゴル出身のバトツェツェゲ・オチルサイハン(23)=伊勢ケ浜=が、九州場所3日目(11日)の前相撲に「旭富士」のしこ名で臨むことが10日、明らかになった。

 オチルサイハンは2018年に来日。

神奈川・旭丘高を卒業後の21年春に伊勢ケ浜部屋に入門した。原則1部屋1人の外国出身力士枠との兼ね合いでデビューが遅れていたが、今年1月にモンゴル出身の横綱・照ノ富士が引退後、正式に研修生となった。

 稽古場で関取衆と互角以上に渡り合い、“史上最強の研修生”と称された実力者は9月に新弟子検査を受検。“史上最強の新弟子”となり、興行ビザの取得を経て今場所で初土俵を踏む。先代・伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)のしこ名を受け継ぎ、注目のデビューを迎える。

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