東都大学野球秋季リーグ1、2部入れ替え戦▽立正大9X―8駒大=延長12回(10日・神宮)

 2部1位の立正大が、1部6位の駒大に延長サヨナラで先勝した。

 追いつ追われつの激闘は、8―8の同点で延長へ突入。

引き分け目前の12回裏、立正大は2死一、三塁のチャンスで横浜出身のルーキー・椎木卿五が右前へサヨナラ打を放った。

 2死三塁の場面で、前の打者が申告敬遠されて回って来たチャンスに「初球を狙うという覚悟を持って、打席に入りました」。甘く入ってきた外角のストレートを、逆方向の右前へはじき返した。

 1部昇格がかかった大切な一戦。それでも椎木は「自分はプレッシャーを楽しめる。今日のような試合も、ワクワクしながらやっていました」と頼もしい言葉を口にした。

 2021年春以来の1部昇格まで、あと1勝。金剛弘樹監督(46)は「等々力での東農大戦(10月3日)でサヨナラ本塁打を打ったり、そういう星の下に生まれた子。打つかなと思っていたら、やっぱり打ってくれた」と笑顔を見せた。

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