ソフトバンク・浜口遥大投手が11日、福岡・筑後市のファーム施設を訪れて現役引退を表明した。

 16年ドラフト1位でDeNAに入団。

1年目に10勝を挙げるなど、44勝をマーク。昨年12月に三森とのトレードでソフトバンクに移籍した。今年4月には国指定の難病「黄色靱帯(じんたい)骨化症」の手術を受けた。今季は1軍登板は果たせず、日本シリーズの最中に戦力外通告を受けた。NPBでの現役続行も視野に入れていたが、「少しずつ引退の決意が固まっていった」と9年間の現役生活にピリオドを打つことを決断した。今後に関しては未定と明かした。

 取材対応の後、30歳の左腕は「最後に僕からひとつだけ」と切り出した。「愛想悪い僕なので、なかなか良い対応ができなくて申し訳ございませんでした。皆さんのおかげで僕たち選手の思いだったり、スポーツチームの思いとか、取り組みとかが世の中の皆さんに届いているというのは、だんだんありがたみというのを感じてきてまして…。僕はプロ野球選手を退くので、皆さんの記事だったり言葉を通じて、一ファンとして野球だったりスポーツを追いかけていきたい。ありがとうございました」と頭を下げた。

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