前楽天で巨人入りした長坂健冶ブルペン捕手が11日、ジャイアンツタウンスタジアムで行われている秋季キャンプ最終クール初日にチームへ初合流した。練習前の円陣であいさつし、午前9時過ぎからブルペンで泉の球を受けるなど“初仕事”を終え「ジャイアンツにお世話になることになりましたので、チームのために、何か力になれれば」と思いを語った。

 近鉄、楽天でプレーし、07年に現役引退後は楽天で同職に就いた。田中将大をルーキー時代から知り、信頼を寄せられている存在で「連絡はさせてもらって、喜んでくれました。(田中将は)年下ですけど、本当に尊敬できる選手の1人なので。その選手とまた一緒にやれるのはすごくうれしいです。また一緒にできるとは思っていなかった。本当にありがたいですし、最高にうれしいことですね」と頬を緩めた。

 長年共闘してきた田中将は今季、史上4人目となる日米通算200勝を達成。「(楽天時代も)苦労している部分はありましたけど、そういう中でも常に前に進んでいる姿しか見ていなかった。200勝は本当にすごい記録で、達成したのはうれしいですけど、あそこが目標ではない人間だと思うので。もっともっと上を目指して今もやっていると思いますし、そういう中で何か力になれればうれしいなと思います」

 一方で若手有望株のヤングGたちもブレイクを目指して日々奮闘しており「一人一人をしっかり細かいところまで見て、何か少しでも気付けることがあれば自分の言葉で伝えていけたら」とブルペン捕手として阿部巨人を支えていくことを約束した。

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