テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は12日、愛知県美浜町議会が11日に理不尽な要求をするカスタマーハラスメント(カスハラ)を町職員が受けたとして、住民1人に400万円の損害賠償を求め提訴するとの町提出議案を全会一致で議決したことを報じた。

 スタジオで今回の問題について、町内の男性1人が近隣住民との土地のトラブルや建物の耐震化に関する補助金の申請といった職員が対応できない要求を窓口や電話などで要求をし続けたことを伝えた。

こうした男性のカスハラ行為は、今年4月から800件以上におよび、ほぼすべての部署で確認されたという。

 

 美浜町は、提訴ありきではなく男性が行為をやめれば提訴を取り下げることも番組は報じていた。

 コメンテーターを務める元テレビ朝日社員の玉川徹氏は今回の問題を受け「カスハラって『お客様は神様です』みたいな話がずっと当たり前のように顧客側にあってですね。サービスするの当たり前だろう、みたいなのがあって。それが暴走するとカスハラにつながっていたってところあるんですけど」と指摘した。

 さらに「公務員の場合は、お前ら俺が払っている税金で食べているんだろ的な…そういうふうな認識もあってですね。それがまた過剰に暴走する人が中には出てくるわけです。暴走しているんであれば、それはきちっと対処しなきゃいけないってことで基準を決めるのは大事だなと思います」と提言した。

 続けて「でも、一方で窓口でも木で鼻をくくったような対応とか、もうちょっとちゃんとした対応ないの?っていう対応がありますからね。それは逆に住民側が(窓口で)そういうことを言ったら届くような目安箱的なものがお互いに必要なんじゃないかと思います」と提言していた。

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