巨人が育成契約で獲得した前ソフトバンクの板東湧梧投手が14日、東京・大手町の球団事務所で入団会見に臨んだ。前日本ハムの左腕・北浦竜次とともに引き締まった表情で会見場に現れ「祖父の影響でジャイアンツファンでしたので、すごくうれしい気持ちでいっぱいです。
1軍経験も豊富で、今季のウエスタン・リーグ最優秀防御率右腕。戦力外通告を経て背番号050から再出発する。「一回、野球人生が終わったようなものだと思っているので。ラストチャンスをいただいたので、あまり細かい数字を気にせず、とにかくまずは野球を楽しむ。そういう気持ちでやりたいです」と逆襲への思いを言葉にした。
1軍では通算114試合に登板してきたが、近年はソフトバンクの分厚い投手層に阻まれ、昨年、今年と2年連続1軍登板なし。それでも今季は2軍で主に先発調整し、21登板(15先発)9勝2敗、108回2/3、防御率2・48で最優秀防御率、勝率1位。「思うようにいかないもどかしさ、チームに貢献できない悔しさ…いろいろな思いがあったんですけど、その中でも『目の前の試合を全力でやる』というところを積み重ねてこられたので、こういう場がまた与えられたのかなと。やってきて、よかったなと思いますね」
巨人には18年ドラフト同期で古巣時代から知る泉圭輔投手もおり、新天地で心強い存在となるはず。キリっとした顔つきから一転「うれしいですね。同期入団なので、それが一番というか。
今季の巨人は山崎が11勝するも、戸郷が8勝(救援で1勝)、赤星が6勝、井上が4勝、田中将が3勝、横川が2勝で先発ローテを固定できなかった。チームにとっては今オフの補強第1弾。来季V奪回を目指すチームの課題の先発候補としても期待される。
◆板東 湧梧(ばんどう・ゆうご)1995年12月27日、徳島県生まれ。29歳。鳴門高で2年春から4季連続甲子園出場。JR東日本を経て18年ドラフト4位でソフトバンク入団。1軍では通算114登板で10勝11敗1セーブ、防御率2・91。182センチ、78キロ。右投右打。










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