NHKは14日、東京・渋谷の同局で大みそかの「第76回NHK紅白歌合戦」出場歌手発表会見を行った。番組の制作統括の篠原伸介氏が「STARTO ENTERTAINMENT」所属タレントの3年ぶりの出場復活に言及した。

 この日は紅、白組と特別企画の39組の出場が発表された。会見には、初出場のアイナ・ジ・エンド、FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE、ちゃんみな、HANA、&TEAM、M!LKらが出席した。

 STARTO社所属からは、6回目の出場となるKing&Princeの出場も発表された。23年9月に旧ジャニーズ事務所が創業者のジャニー喜多川氏の性加害を認めて以降、NHKは同社所属タレントへの新規出演依頼を見合わせ。23年の紅白は44年ぶりに同社タレントの出場がゼロとなり、翌24年はSTARTO社と同局の交渉が難航し、2年連続出場なしとなっていた。

 STARTO社の出場が復活した経緯について、篠原制作統括は「King&Princeさんは、世論の支持、活躍も目覚ましいお二人なので出演交渉をさせていただきました」と説明。「(篠原氏が)担当する『うたコン』にも出演いただきお世話になっていましたし、紅白でお迎えできることは大きな喜びとして受け止めております」と語った。

 放送100年、戦後80年の節目を彩る今年の紅白のテーマは「つなぐ、つながる、大みそか」。司会は綾瀬はるか有吉弘行今田美桜、同局の鈴木奈穂子アナウンサーが務める。篠原制作統括は「大きな節目の紅白となる。例年以上に祝祭感あふれる紅白を作りたい」とした。

編集部おすすめ