◆ドラディション「DRAGON EXPO 1995~無我~」(14日、後楽園ホール)

 プロレス界の“レジェンド藤波辰爾が主宰する「ドラディション」は14日、東京・後楽園ホールで「DRAGON EXPO 1995~無我~」を開催した。

 全試合シングルマッチの大会。

第6試合で無我でデビューし現在、プロレスリング・ノアに所属する征矢学がLEONAと対戦した。

 LEONAが父・藤波ばりのドロップキックで攻め込めば征矢は強烈な張り手、さらにはブレーンバスターで逆襲。LEONAもバックドロップ、張り手、さらにはダブルアームスープレックスで追い込むと満員のホールに興奮を起こした。

 最後は征矢が強烈な弾道一撃でLEONAを沈め勝利した。自らのプロレス人生である「無我」を思い起こした征矢は今回の参戦が「心から光栄な気持ちでいっぱい」と万感を込め、LEONAを「俺はデビューする前のアイツしか知らない。LEONAまだ負けるわけにはいかないんだ」と明かすと「ここにあふれんばかりの情熱!情熱が詰まっているんだ。もっと高み目指していく」と前を見据えた。

 大健闘の末、敗れたLEONAは「負けました」と唇をかみ「ひとつひとつのステップを上がっているってそれをみんなに見せたいから。今日の情熱も全部骨身にしみているから」と明かし「12年間、藤波辰爾と一緒に歩いてきたけれど、そろそろ次のステップ、次の自分の責任を果たしたい」と告白していた。

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