◆第30回武蔵野S・G3(11月15日、東京競馬場・ダート1600メートル=1着馬にはチャンピオンズCへの優先出走権)

 今年のフェブラリーS勝ち馬のコスタノヴァと昨年の勝ち馬ペプチドナイル、22年のNHKマイルCを制したダノンスコーピオンのG1馬3頭を含め16頭が出走する。同レースへ向けた最終追い切り後の陣営コメントは以下の通り。

◎印は本紙記者が選定した状態◎馬。

 (1)ビダーヤ 矢作調教師「1ハロン延長がカギ。夏より明らかに調子はいい。前回は夏バテで乗れなかったからね。そこまで大きく変わったなという手応えは正直ないかな」

 (2)ヴァルツァーシャル 高木調教師「前走はブリンカーを着けてムキになってかかった。距離短縮でリラックスして走らせたい」

 (3)ロードフォンス 安田調教師「上積みという点ではこっちの方があります。中間でうまくリセットできたので本来のゆとりある姿で出走できそうです」

 (4)コスタノヴァ 太田助手「調教は手控えていないし、耐えてくれた。59キロは楽ではないが、ベストの舞台なので何とかしたい気持ちはある」

 (5)バトルクライ 高木調教師「休み明けのぶんなのか競馬でピリッとしなかった。叩いて前回より気は入ってきた」

 (6)アサカラキング 斎藤誠調教師「雰囲気はいいですよ。走り方もダートっぽいし、父がキズナ。血統的にも良さそう」

 (7)アドマイヤデイトナ 加藤征調教師「力んだり、喉が詰まるとDDSPの症状が出るので、そこだけ。舞台はいい」

 (8)サンライズホーク 牧浦調教師「気持ち速くなりましたが許容範囲です。

涼しくなり状態は上昇。去年の武蔵野Sも悪くなかったし自分のリズムなら対応できます」

 (9)マテンロウコマンド 長谷川調教師「しまいの動きもよかったです。中間は中身が詰まってきてもう一段パワーアップ。メンバーはそろっていますが順調です」

 (10)ダノンスコーピオン 福永調教師「仕上がりはいい。左回りの1400、1600が適した条件。ブリンカーは浅めにします。相手は強いがどこまで」

 (11)オメガギネス 安田調教師「1週前から負荷をかけてオーバーワークを避けるためにポリでやりました。馬の精神を重視して走らせたい」

 (12)ラタフォレスト 加藤征調教師「昇級で相手は強化されますが、調教の動き、ローテはすごくいい。力関係だけ」

 (13) ウェットシーズン 田中博調教師「体の良化が思ったように進んでこないですし、上積みがない。今回は動きの質が悪いです…」

◎(14)ペプチドナイル 藤岡佑介騎手「楽に馬なりでしたが良かったですよ。コース形態は一番合っています」

 (15)サンライズフレイム 石坂調教師「馬の後ろでもしっかりがまんできました。久々の千六ですが、調教でできることはしっかりやりました」

 (16)ルソールカフェ 堀宣行調教師「前走の疲れは比較的早く取れて、カイバ食い、健康状態は良好。

使って息遣いがすごく良くなった。右回りより左回りの方がいいし、現状はこの条件が一番合っている」

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