巨人の中川皓太投手が15日、国内FA権を行使せず残留した決断について初めて言及した。ジャイアンツ球場を訪れ「ギリギリまで悩みました。

他球団に行って違う野球するのも、いい経験になるとも思ったんですけど。ジャイアンツで日本一になれていない。ジャイアンツで日本一になりたいというのが一番の決め手です」と明かした。

 10年目の今季は63登板で防御率2・24、キャリアハイの36ホールドをマーク。長年ブルペン陣の屋台骨を支えてきたリリーバーがFA権を行使すれば、他球団が獲得に興味を示す可能性は高かった。「(巨人からは)来年も必要な戦力と言っていただいてたのですごくうれしかったですし、それも含めてジャイアンツでやりたいって思いました」とうなずいた。

 今オフは例年通り、ジャイアンツ球場で自主トレを行う予定だ。「若い選手が増えてきている。やることは変わらないですけど、結果でチームを引っ張っていけるように。自分もだいぶ上の年になってきたので。そういうところも意識してやりたいなと思います」と決意を新たにした。

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