ナ・リーグ東地区を2連覇したフィリーズの地元メディア「フィリーズ・ネーション」は15日(日本時間16日)、日本市場からの選手について特集記事を掲載。3候補を挙げた上で、カブスとの相互オプションを破棄し、クオリファイング・オファー(QO)を受けている今永昇太投手を、獲得の可能性のトップに報じた。
「再び、日本市場からチーム再建を狙うか、3人の候補」のタイトルで、ドンブロウスキ編成本部長が、2年前のオフに、ドジャーズの山本由伸投手の争奪戦に敗れた後、カブスの今永昇太投手の争奪戦に参加した経緯を紹介。今永に2年越しのラブコールを送る可能性を伝えた。
今季12勝8敗の左腕ランヘル・スアレスは、現在、QOを受けているが、拒否してFA市場に出る可能性が高く、左の先発補強は、優先事項のひとつとみられている。「スアレスの退団が濃厚で、(右腕)ウィーラーの健康状態が懸念される中、今永は理にかなう選択だ」と同記事。QO締め切りの18日(同19日)以降に、今永争奪戦に参加する根拠として、「32歳という年齢と、去年”2年目のジンクス”で陰りがみえたことで、金額はべらぼうに高くない。情報サイトのトレード・ルーマーズによると3年総額4500万ドル(約70億円)相当。それは、スアレスと再契約するより安価で価値がある」。リーズナブルな価格で手に入る”優良物件”とみている。
2位の西武からポスティングでメジャーを目指す今井達也投手は「スアレスと同等で、今永より高額の契約が予想される。6年総額1億5000万ドル(約232億5000万円)と伝えられる価格は、フィットしないかも」と高額年俸を指摘。3位のヤクルトからポスティングでメジャーを目指す村上宗隆内野手は「シュワバーが退団すれば、左の強打者が必要」としつつも「三振率の高さ、三塁手としての懸念、今季の故障歴、高速球の対応など危険信号が多い。『Higo(肥後)のベーブ・ルース』を一考する楽しみはあるが」とある。
ネバダ州ラスベガスで行われたGM会議に出席したドンブロウスキ編成本部長は11日(同12日)、日本市場について「大いに意識している。過去、ほぼ全ての日本人選手は、我々の調査の過程にいたし、何人かは、我々の国際部が実際に現地でみている。ほとんどの日本人選手の名前は、我々の会議で共有されている」と語っている。










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