阪神から戦力外通告を受けていた楠本泰史外野手が16日、自身のインスタグラムで現役引退を表明した。

 楠本は昨季限りでDeNAを戦力外となり阪神に移籍。

16試合に出場し打率1割3分3厘で、2年連続の戦力外通告を受けていた。

 以下は楠本がつづったコメント。

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 この度、現役を引退する事を決断しました。

 父親の影響で物心が付く頃にはもう野球しか知らず、毎日家族と一緒にテレビで見ていた阪神タイガースの選手に憧れてプロ野球選手を目指すようになりました。

 横浜DeNAベイスターズに指名していただき、入団が決まった際にはとても嬉しく、ジュニアチーム出身という事もあり、横浜にご縁があるなと感じました。

 また昨年移籍する事が阪神タイガースに決まった際には憧れたチームのユニフォームを着る事が出来るんだという喜びがありました。

 2つの球団でプレーをする事で、自分にしか出来なかった経験や学びが沢山ありました。

 喜びよりも苦しい時間の方が多かったですが、沢山の監督、コーチ、スタッフ、トレーナーの方々、同級生、先輩、後輩に出会い、育てていただき、支えられて本当に人に恵まれた幸せな野球人生だったと思います

 ここには書き切れないので、またお話しできる機会が頂けたらいいなと思います。

 夢を見た舞台で悔いなく走り切った8年を誇りに思います。初めて野球チームに所属してから20年、プロで8年。

 関わって下さった全ての方々、応援をしていただいた沢山のファンの皆様には感謝しかありません。

 これから先の道も応援していただけると嬉しいです。

本当にありがとうございました」と記した。

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