第30回東京スポーツ杯2歳ステークス・G2は11月24日、東京競馬場の芝1800メートルで行われる。

 ダノンヒストリー(牡2歳、美浦・堀宣行厩舎、父エピファネイア)は毎年、素質馬が集う6月最初の週の東京開催の新馬戦の勝ち馬。

スタートを決めてスピードの違いでハナに立つと、平均ラップを刻んで楽々と押し切った。その後は夏場に成長を促して、満を持しての秋初戦。19年のコントレイル、21年のイクイノックス、そして昨年のクロワデュノールら名馬を輩出している出世レースを制して来年の主役に躍り出るか注目だ。

 パントルナイーフ(牡2歳、美浦・木村哲也厩舎、父キズナ)は初戦こそ2着に終わったが、前走の未勝利を快勝。いい決め手があり、東京替わりでさらに良さが出そうだ。

 ライヒスアドラー(牡2歳、美浦・上原佑紀厩舎、父シスキン)は中山の新馬戦で4角2番手から上がり最速33秒1で3馬身半差の圧勝。ストライドが大きく、こちらも東京向きの印象だ。

 サウジアラビアロイヤルカップで3着のゾロアストロ(牡2歳、美浦・宮田敬介厩舎、父モーリス)、リステッド3着のストームサンダー(牡2歳、栗東・安達昭夫厩舎、父ヘンリーバローズ)も差のない競馬ができそうだ。

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