◆「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」日本―韓国(16日・東京ドーム)

 侍ジャパン初選出となった楽天・西口直人投手は一時勝ち越し打を許すなど、1回2安打2四死球1失点のほろ苦デビューとなった。

 先発の中日・金丸夢斗投手の後を受け、同点の4回から2番手として登板。

安打と死球で2死一、二塁のピンチを背負うと、1番・申旻宰(シン・ミンジェ)に一時勝ち越しの左前適時打を浴び1点を失った。その後、2死一、三塁から四球を与え2死満塁とするも、次打者を一ゴロに打ち取り追加点は許さなかった。

 山本高から甲賀健康医療専門学校を経て、2016年ドラフト10位で楽天に入団した右腕。2022年には、61試合に登板して4勝0敗30ホールドと中継ぎ陣の一角として活躍した。だが、23年9月にトミー・ジョン手術を受けると、24年は育成契約に。2月18日に念願の支配下選手への復帰を果たした。

 今季は球団新記録となる開幕から26試合連続無失点を達成するなど52試合に登板し、3勝1敗1セーブ31ホールド、防御率1・07の成績でつかんだ夢舞台だった。

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