中畑氏は17日、大阪市内でタレント・山田雅人(64)の舞台「かたりの世界」に阪神OB会長の掛布雅之氏(70)=スポーツ報知評論家=とゲスト出演した。「追悼 長嶋茂雄 ありがとう長嶋茂雄さん」と銘打たれたイベントで、3人は中畑氏が次女・三奈さんから受け取った長嶋さんの形見のネクタイを着用。

中畑氏は現役最終試合となった89年の近鉄との日本シリーズ第7戦(藤井寺)で本塁打を放った場面を「あの瞬間だけは長嶋茂雄になれた」としみじみと振り返った。

 来季から新設される長嶋茂雄賞にも言及。掛布氏が「佐藤輝か森下になってもらいたい」と期待を寄せると、中畑氏は「長嶋茂雄は無二の選手。成績よりもファンを喜ばせる選手に比重を。ファン投票した後に、選考委員が決めればいい」と明かした。今季8勝17敗と負け越した伝統の一戦については「まだまだ阪神に対抗できるチームになってない。いい準備ができるかどうか」と語った。

 〇…中畑氏は来季限りで巨人のOB会長を退任することを明かした。イベント終了後の囲み取材で「俺は来年でやめる」と自ら切り出した。19年12月に柴田勲氏に代わる9代目として就任していた。「最後の置き土産としてね」と来年に巨人―DeNAのOB戦を行うことも断言。「OB戦もお客さんがたくさん入ってくれる。

それだけまだ期待してもらっているので、活動していきたい」と語った。

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