第104回全国高校選手権宮城県大会で準優勝した聖和学園男子サッカー部で、複数の部員が飲酒や喫煙をしていたことが17日までに分かった。同事案があったのは8月下旬から9月にかけての夏休み期間中で、同校は県大会開幕前に把握。

日本サッカー協会と全国高体連に報告した上で、関わった生徒以外で準優勝した。生徒の一部は退部や停学になっているという。

 優勝した仙台育英はサッカー部で「構造的いじめ」があったとして、出場辞退を12日に発表。宮城県の代表校は調整中でこの日、行われた全国高校選手権の抽選会には、同県の高体連サッカー専門部の平賀玄太委員長(40)が代理で出席した。全国高体連サッカー専門部の玉生謙介部長(53)は「具体的なところまでを含めて調整中。宮城県の高体連と話し合い、実行委員会の方で最終的に決める」と説明。決定の期限などは明言せず、出場校なしの可能性も否定しなかった。

 また、11月初旬に部員の飲酒が発覚した興国(大阪)は1回戦で帝京大可児(岐阜)との対戦が決まり、六車拓也監督(41)は「いろいろな意見やご指摘があると思うが、前に進みたい」と話した。

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