◇国際親善試合 日本代表3―0ボリビア代表(18日・国立)

 サッカー日本代表(FIFAランク19位)が、ボリビア代表(同76位)を破り3連勝を飾った。

 日本サッカー協会宮本恒靖会長は「出場機会の少なかったメンバーも出たりして、競争があるっていうのがチームの活性化につながっていると思うので。

今日も途中から入った選手が再びゲームを活性化させたと思うし、そういったところはすごくいいベースがあるのかなと思います」と勝利に納得した表情で振り返った。

 この日は森保一監督が国際Aマッチ指揮日本歴代最多の100試合目と節目の試合。宮本会長は森保監督について「ロシアW杯(2018年)でコーチをやり、カタールW杯(22年)で監督として。今回再び向かうにあたって、色々な蓄積してきたもの、見てきたものを、うまく変化させながらチームを作ってきているという風に見てます。いろんなタスクをそれぞれの人に与えながら、選手も、コーチも、周りのスタッフも含めて、そういったマネジメントのところがうまくいってるなと思っています」と語った。

 また、その中で指揮官が69勝をあげていることについては「代表チームで7割の試合を勝つのは並大抵ではない。積み上げてきた功績はとても大きいと思います」と尊敬の意を表した。

 さらに、宮本会長から森保監督へ節目のお祝いをするのか聞かれると「いま提言を受けたのでしますか」と笑みを浮かべた。

 今年のA代表総括については「今のチームは勝っても負けても、そこから何かを学んで、より良くしていこうという空気があると思っている」と話した。具体的な例として、10月のブラジル戦(3〇2)の前半をあげ「うまくいかなかったことを変化させることができた。ゲームのスピードを上げる方が選手の能力が生きるなと思うし、そういうものはより(W杯)予選では見られなかったところ」と語った。

 来年3月の国際親善試合の予定は「今言えることがあれば自分もうれしいです」とW杯の組み合わせが決まらないと難しいと明かし「できるだけ強い国とやりたい」と強調した。

 この日は年内最後のA代表戦にも関わらず、2019年に新国立競技場となってから過去4試合行われた中で最も少ない入場者数に。5万3508人で、一部で空席が見られたことには「10月にブラジル戦があり、その1か月後に同じ関東でボリビア戦。マッチメイクとか、開催会場はもう1度検証していきたい」と話した。

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