巨人の山口寿一オーナーが19日、都内で行われたプロ野球12球団オーナー会議に出席後、取材対応した。

 今季はリーグ3位に終わり秋季キャンプから新体制でスタートした。

 その中で吉村編成本部長が運営部門トップのCBOに就任し、水野編成本部長代理が編成部門トップの編成本部長に就任。桑田2軍監督は電撃退団した。

 山口オーナーは「今年は誠に残念なシーズンで、誠に申し訳ないシーズンだった。優勝争いに全く絡めないで終わってしまい、非常にファンの皆さんには申し訳ない」とコメント。

 反省をもとに組織改革に臨んでいることを明かし「球団のフロントの機能の拡充と、1軍、2軍、3軍のコミュニケーションを向上させることを同時に進めなければいけないという考えで取りかかっていて、フロントに関しては吉村、水野の2トップ体制にしたのは、そのフロントのその機能拡充をして、今いる生え抜きの選手たちの潜在能力を最大化するためには、選手を獲得する責任者とはもう1人別にいた方がいいのではないかという考えで、あのようなCBOと編成本部長という2頭体制にした」と狙いを説明した。

 その上で、自ら桑田前2軍監督の名を挙げ「実は桑田2軍監督もフロント入りしてほしいと思っていたんだけど、本人がユニホームへの愛着が非常に強くて、今回はちょっと残念ながらうまくかみ合わなかったっていうことですね。ただ、縁が切れたわけではないと私は思っていますので、またぜひ力を貸してほしいと思っている」と話した。

編集部おすすめ