ドジャースのD・ロバーツ監督(53)が19日、都内で行われた自身が出演する木下グループの「CM第2弾制作発表会」に出席。大谷翔平投手(31)らの来年3月のWBC出場について、悩める胸中を明かした。
様々な思いが交錯する中で、ロバーツ監督は思いを口にした。来年3月のWBCへの大谷、山本、佐々木の出場の可否を問われた指揮官は、最終的には各選手の意思に委ねる方向性を示した。
「翔平、山本、朗希(の出場)は、私が決めることではなくて、彼らが決めること。今季はすごく長いシーズンを戦った。もし彼らがWBCに出場すると決めたらサポートする。投手にとっては体や腕にとても負担になるので、休むことも来季へは大事なことだけど、私たちはWBCが各選手や日本にとってどれだけ重要かも理解している。その決断を尊重する」
WBCは、来年のメジャー開幕前に行われる。2大会連続出場の期待がかかる大谷は「球団とどうなるかというのを連絡を待っている段階」。また、山本は「いったんしっかり休んで、また練習頑張ります」と話すにとどめている。ド軍の監督という立場のロバーツ監督はチームの3連覇へ「ABEMA」のインタビューでは「個人的にはWBCに出場しないでほしい」と吐露したことも。
3年連続ワールドシリーズ制覇を狙うロバーツ監督が慎重になるのも当然かもしれない。大谷は23年9月に右肘、24年11月に左肩の手術を受けた。山本は24年に右肩痛で約3か月離脱したが、今季は1年間ローテでフル回転した。朗希は今季、右肩痛で約4か月も離脱。またWBC中に故障した際に支払われる保険の問題など、乗り越えるべきハードルは多い。
今季3年連続4度目のMVPを受賞した大谷には「おめでとう。誇りに思う」とメッセージを送ったことを明かした指揮官。来季へ向けても「翔平はスペシャル、スペシャルプレーヤー。来季もMVPを取ってほしい。彼には限界を作ってほしくない。どんな壁でも乗り越える選手」と期待を込めた。
ロバーツ監督は18日、都内で木下グループのCM撮影に臨んだ。撮影中は何度も満面の笑みを見せ「すごく楽しかった。(共演した)子供たちも楽しんでくれて、いいCMができたと思う。CMのコンセプトだった『豊かな個性が集まったチームの力』は、監督としての思いにもつながる」と充実した様子で振り返っていた。ド軍の3人の『豊かな個性』はどんな結論を出すのか―。ロバーツ監督にとっては、悩ましい時間が続きそうだ。(安藤 宏太)
◆日本人メジャー選手のWBC招集を巡る状況 侍ジャパンは9月に、次回WBCのメンバーに関してMLB球団に所属する日本選手のリストを、大会主催者のWBCIに対して送付済みだ。リストにはドジャース・大谷、山本、佐々木を含む日本人メジャーリーガー全員の名前が記載されているが、11月中旬になってもWBCIからの返答がない状況。井端監督はド軍の3人やカブス・鈴木を主力として計算しているだけに、出場可否がもたらすチーム編成への影響は計り知れない。井端監督は一日も早い返答を待っている。
〇…ロバーツ監督は朗希について、来季は先発に復帰することを明言した。9月に救援に転向してポストシーズンでは9登板で3セーブ、2ホールドの防御率0・84だった。










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