◆新日本プロレス「粛清の夜~PURGE NIGHT OF TORTURE~」(19日、後楽園ホール)観衆1481(札止め)

 新日本プロレスは19日、後楽園ホールで極悪ユニット「HOUSE OF TORTURE」(H.O.T)が主役の大会「粛清の夜~PURGE NIGHT OF TORTURE~」を開催した。

 前売り券が完売し当日券が一切ない札止め興行。

入場テーマソングで試合順が判明する大会の第1試合で「H.O.T」の首領、EVILがDRAGONGATEのシュン・スカイウォーカーと一騎打ち。大乱戦は、ホールの電源が落ち暗闇に陥ると、照明が復旧したと同時にEVILがシュンの覆面をはぎ取り、EVILをさく裂させフォールを奪った。バックステージでEVILは「シュン・スカイウォーカー。今宵、お前を粛清?いや、教育?いやいや、しつけ?いやいやいや、こんなのなあ、朝飯前の軽い運動に過ぎないよ。えぇ?悔しかったらな、顔洗って出直してこい……なーんて言わねえよ。地獄の底を這いつくばっとけ。分かったか、よく覚えとけ!」と通告した。

 さらに、EVILは、メインイベントでスターダムのワールド・オブ・スターダム王者&STRONG女子王者の上谷沙弥と「H.O.T」高橋裕二郎の一戦が無効試合になると、リングサイドに登場し「そんなヤツに勝てねえなんて、どういうことだ!今からオマエを粛清してやる!」と通告し、裕二郎へ粛清マッチを敢行。ダブルヘッダーとなった両者は、ハイスパートでぶつかり合い結果は両者KOのドローに終わった。試合後のリングには「H.O.T」のメンバーが集結。EVILがエアハマキのサンドサインを掲げると、全員が呼応し悪の結束を高めた。

 締めのマイクもなくそのまま引き上げると超満員の観衆は、「EVIL」コールでアンコールを要求。

観衆の叫びは、現在の新日本マットでEVILがど真ん中に立っていることの証明だったが、再び姿を現したEVILは「オイ! これで終わりだ、オマエら帰れ!」とファンを粛清した。

 ◆11・19後楽園全成績

 ▼PRE MATCH(午後6時10分開始)

○ヒップ東郷 with ミラノコレクションA.T.(8分15秒 リングアウト)ディック東郷 with サナダ・コレクションS.S.●

 ▼第1試合 30分1本勝負

○EVIL(10分51秒 EVIL→エビ固め)シュン・スカイウォーカー●

 ▼第2試合 30分1本勝負

ドン・ファレ、○チェーズ・オーエンズ、金丸義信(9分08秒 ラストテスタメント→片エビ固め)タイチ、田中将斗、日高郁人●

 ▼第3試合 30分1本勝負

○成田蓮、ディック東郷(11分14秒 クロス式膝十字固め)ザ・グレート・サスケ、HANZO●

 ▼第4試合 30分1本勝負

SANADA、○DOUKI、SHO(16分08秒 レフェリーストップ)上野勇希、彰人●、武知海青

 ▼第5試合 30分1本勝負

△高橋裕二郎(9分56秒 ノーコンテスト)上谷沙弥△

 ▼第6試合 30分1本勝負

△“キング・オブ・ダークネス”EVIL(5分01秒 両者KO)高橋裕二郎△

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