西武は20日、外国人選手の獲得における戦力強化と、将来NPBで活躍が見込まれる外国人選手の発掘・育成体制の拡充を目的に「西武ライオンズ海外戦略」を策定したと発表。取り組みの一つとして今季、独立リーグの旭川ビースターズでプレーし、10月30日から11月17日まで行われた秋季キャンプにテスト生として参加していたスロベニアとウガンダ出身の3選手と来季の育成契約を結んだことをあわせて発表した。

 スロベニアおよびウガンダ出身選手との契約は、NPB球団としては初となる。

 広池球団本部長は球団を通じ、「これまで野球文化が十分に根付いてこなかった国や地域に野球を届け、『野球を世界のメジャースポーツにする』という私たちの夢への大きな第一歩だと考えています。今回加わる選手たちには、大きく成長してライオンズの戦力になってほしいと願うとともに、母国の野球文化にも良い影響を与える存在になることを期待しています。今回策定した『海外戦略』を推進していくことで、若く才能のある外国人選手を迎え入れていくことになります。これまで蓄積したライオンズの育成ノウハウを施し、1軍で活躍する選手を育て、優勝を争えるチームを作ってまいります」とコメントを寄せた。

 各選手のプロフィルは以下の通り。

<チャッゼ・フレッド>(KYAZZE FRED)

2002年11月24日(22才)

投手

右投両打

188センチ、76キロ

ウガンダ共和国出身

球歴:Yellow Max Primary School―Avrs Secondary School―旭川ビースターズ(2025)

背番号 142

<イサビレ・ムサ・アゼッド>(ISABIRYE MUSA AZED)

2005年7月27日(20才)

投手

右投右打

180センチ、73キロ

ウガンダ共和国出身

球歴:Kitebi Junior High School―Avrs Secondary School―旭川ビースターズ(2024、2025)

背番号 141

<カルロス・トーバー>(CARLOS TOVAR)

2003年8月26日(22才)

内野手

右投右打

187センチ、79キロ

スロベニア共和国出身

球歴:Ballsportgymnasum High School―旭川ビースターズ(2024、2025)

背番号 143

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