阪神・藤川球児監督(45)が20日、大山に進化を求めた。今季13本塁打を放った5番打者は18日の契約交渉を終えた後、球団に数年前から甲子園の外野テラス席設置を要望していることを表明。

指揮官は、その考えを受け止めた上で「変えられるものは自分じゃないですか。自分を変えていけば佐藤(輝)のように40発も打てる」と背中を押した。

 佐藤輝、森下に次ぐリーグ3位の75打点でポイントゲッターとなり、同2位の出塁率3割6分3厘でチャンスメーカーの役割も果たした2025年。それでも、推定年俸3億4000万円の看板選手であれば「(広い甲子園を)飛び越える選手になってほしい。打てるように努力する選手がかっこいいというか大山らしい」と期待を込めた。

 この日は、兵庫・三木市内で行われたサンテレビの「レッツゴー!タイガースゴルフ2026」(1月1日放送)に参加。42人中、グロス87で昨年に続き連覇した。「甲子園でホームランを打てればどこでも打てる。みんな30発、40発の打線に。チャンス、チャンスね」。来季、グレードアップした新猛虎打線で球団初のセ・リーグ連覇も狙う。(中野 雄太)

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