巨人・萩尾匡也外野手が20日、さらなるフィジカル強化を図り、レギュラーを奪取する決意を示した。今季は左太ももの肉離れの影響もあり、プロ入り後最少の9試合出場と苦悩。

出番を増やすためには打ち勝つことが求められる。勝負の来季4年目へ「とにかく打たないと試合に出続けられない。バッティングでパワーアップしたい」と声を大にした。

 “変身”を宣言した。「モデルチェンジです。パワーがつけば逆に速い球もついていけるし、フィジカル的に成長しないとなかなか変わったと言いにくいと思う」。シーズン中から改造に着手しており、今季は体重86キロでスタートし、日々のトレーニングで現在は93キロまで増量している。今オフの目標体重を95キロに設定。さらなるスケールアップで、長打力向上を目指す。

 たくましくなりつつある肉体を野球のプレーにつなげることが重要になる。「トレーニングも野球につながるように意識してやってきたけど、より動きがよくなるものを取り入れたい。フィジカルはできてきたので、阿部監督もよく言ってますけど野球の筋肉をつける、バッティングにつなげるには振っていくしかない」と、トレーニングに励みながらバットを振り込む。

 この日は地域振興活動の一環で東京・調布市立国領小学校を訪問し、児童と交流。午後にはジャイアンツ球場での「走りの学校」のレッスンを受講した。現状、外野のレギュラーは白紙。丸、中山、若林、佐々木、浅野、球団が残留交渉に臨む方針のキャベッジらと競うことになる。生まれ変わった姿で群雄割拠の争いを勝ち抜いていく。

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