来夏に開幕が予定されている米国の女子プロ野球リーグ(WPBL)のドラフト会議が20日(日本時間21日)に行われ、1巡目(全体2位)で里綾実投手(35)がロサンゼルスに指名された。

 里は「私にとってWPBLの一員になると言うことはかなうことのないと思っていた夢が現実になるということです。

全世界の女子野球選手たちのこれからの夢や希望になると思います。開幕まで本当に楽しみで、待ちきれません」とコメントした。同リーグは北米では72年ぶりに創設される本格的な女子プロ野球リーグとなり、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク、ボストンなどに本拠地を置く球団が参加予定となっている。

 里は1989年鹿児島生まれで、神村学園、尚美学園大学などを経て日本女子プロ野球のレイア、ディオーネなどでプレーした。20年からは埼玉西武ライオンズレディースに加入。今季はカナダの独立リーグのトロント・メープルリーフスでプレーした。女子野球の日本代表にもたびたび選出されて、ワールドカップで3度最優秀選手(MVP)に輝くなど、エース右腕として活躍してきた。

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