巨人V9時代に長嶋さんとともにプレーした高田繁氏が21日、東京ドームで開催された「ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄 お別れの会」に列席し、囲み取材に応じた。

 「あれだけ長い間、大病されてね、本当にリハビリ頑張って。

それは健康な人だって89歳って言ったらね、本当に頑張られていたよね。それはすごいなと思ってね。ミスターでないと」と振り返った。

 さらに「もう、俺と10年違うんだね、学年で。もう入った時からもうそれは大スターだったから。簡単にそんなに気やすく話はね。俺はあまり同じ部屋になる機会がなかったんだよね。ミスターとは俺はなかったな、たぶん。あの頃は2人、3人部屋が当たり前やったからね」と現役時代のころを思い返した。

 そんな大スターとの一番の思い出を問われると「俺がね、入った頃、大学で卒業して巨人は厳しいの。食事の時にビールなんか飲まれないんだから。竹園(甲子園遠征の際の巨人の定宿)なんていったら鉄板焼きですき焼きでしょ? 前に行くと、ミスターはビール瓶ね、あの人は飲まれないんだけどね、コップ一杯飲むの。

それでね、これ飲めよってくれるのよ。だからミスターの前に行ってね、ご相伴にあずかったことがあるわ。何度も。それを狙っていったな」と回想した。

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