6月3日に亡くなった長嶋茂雄さん(享年89)の「ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄 お別れの会」が21日、東京ドームで行われた。

 「関係者の部」と「一般の部」の2部制で実施されたお別れの会。

「一般の部」は予定時間より30分繰り上げの午後2時30分ごろから開場された。午後3時すぎ、東京ドーム正面入り口(22番ゲート)付近に上下ピンクの衣装で姿を見せたぺー。となりに妻・パー子の姿はなく、寄席の合間を縫ってプライベートで訪れたという。長嶋さんにお別れを告げようとファンと同じ長蛇の列に並んだ。

 ぺーが長嶋さんのとりこになったのは1959年に難波の大阪球場で行われた日本シリーズ。試合前日の練習を見学していた当時高校生のペーは「かっこよくて唖然(あぜん)としたんです。バスを降りて、ベンチに入って、バックナンバー(背番号)3番で『うわぁ!かっこいい』ってなったんです」。それ以来、長嶋さんの虜(とりこ)になったという。

 たくさんの思い出であふれるぺーは、長嶋さんを「太陽」と表現。「後光が差したかのようなオーラ。今、大谷(翔平)さんもすごいけど、当時の自分からすれば長嶋さんの存在は一際(ひときわ)人間離れしていたと感じました」と懐かしんだ。長嶋さんとの最期を迎えるに当たって「長嶋さんと出会えたことに感謝。

本当にいい、強烈な思い出をありがとうございました」と感謝した。

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