北海道高野連は21日、札幌市内で理事会を開催し、来夏から実施する南北北海道大会の新方式を発表した。

 新方式は他の都府県同様に南、北それぞれトーナメントを一本化する(春と秋はこれまで通り地区予選を行う)もの。

1~2回戦までは同地区同士の対戦となるが、組み合わせ次第では3回戦から他地区の学校とも試合をする可能性がある。

 試合会場は、1~2回戦を各地区で行う。南北各32校(チーム)が進出する3~5回戦(準々決勝)までを北は旭川スタルヒン、帯広の森、南は札幌麻生(札幌円山改修のため)、函館オーシャン、準決勝、決勝は南北ともにエスコンフィールドで開催。北の3~5回戦は旭川が固定で、もう1会場は帯広と釧路(ウインドヒルひがし北海道スタジアム)を2年ごとにローテーションする。周年事業や球場改修などがあれば、南北ともに他地区でも3~5回戦を開催する可能性がある。

 抽選会は3段階に分かれる。第1段階(6月5日予定)で出場校数に応じたベスト32に進出する各地区への配分を決定後、第2段階(6月8日予定)の主催社による抽選で各地区のブロックが全体のトーナメントに振り分けられ、校名の入っていないトーナメント表(空やぐら)が完成する。最終の第3段階(南は6月10日、北は同11日予定)は各地区の会場で同時刻に抽選が行われ、対戦カードが全て決まる。

 今夏までは準決勝と決勝を連戦で行っていたが、来年度は隔日で準決勝(北)、準決勝(南)、決勝(北)、決勝(南)の順で実施し、休養日1日を設定。約500万円の予算で4強進出校への遠征費を補助することも決めた。横山泰之専務理事は「(新たな補助決定はエスコン開催が要因?)それは大いにある。今までどおり円山とスタルヒンでやっていたら日程を空けることもできないし、補助も出せない。

エスコンで多くのお客さんに来ていただいたので、我々は還元する義務がある」と話した。

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