箱根駅伝シンポジウム(報知新聞社後援)が21日、東京・千代田区のよみうり大手町ホールで開催され、元神奈川大監督で関東学連副会長の大後栄治氏、山梨学院大の大崎悟史監督、東京世界陸上マラソン代表の小山直城(ホンダ)、同1万メートル代表の葛西潤(旭化成)が登壇した。

 2024年パリ五輪と東京2025世界陸上のマラソン代表の小山は東京農業大卒。

10月に行われた予選会で、母校は2年ぶり71回目の本戦出場を決め「昨年(の予選会で)東京農業大は順大と1秒差(の11位で出場ならず)だったので卒業生でも悔しさはあった。本当に出られてうれしいですね」と喜んだ。

 1万メートルの自己ベストが27分21秒52で、予選会は個人14位のエース・前田和摩の走りについては「予選会は本調子ではないと聞いた中でこの走りは驚いている」とたたえた。

 選手たちには本戦出場のお祝いをできていないと明かし「本戦は現地に応援しに行くのでそのときに声をかけられたら」と語った。当日の観戦予定は「電車に乗って1区から5区まで回る予定」。チームには「予選会で上位5人が50番以内に入っているので、往路をしっかり戦って、復路もしっかり粘ればシード権も見えてくると思う」と分析し、同大名物の「大根踊りを一緒にできれば」とエールを送った。

 また、隣に座った創価大卒の葛西潤(旭化成)にも司会者から当日の観戦予定を聞かれると、思わず小山に向かって「一緒に行きますか(笑)」と誘った。

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