◇関東大学ラグビー・対抗戦 早大 49―21 慶大(23日、秩父宮ラグビー場)

 102回目を迎えた伝統の早慶戦は、早大が慶大を49―21で下し、5勝目。次戦、同じく1敗の明大との早明戦(12月7日、国立)で引き分け以上なら、2季連続での対抗戦優勝を果たす。

 先制は早大。前半6分、敵陣左サイド深くのラインアウトモールからフッカー清水健伸がトライ。同12分、早大はFB矢﨑由高のゲインから、SO服部亮太が左へ飛ばしパス。最後はNO8粟飯原謙が追加点を挙げた。慶大も同16分に1トライを返すが、早大が直後に14次攻撃からトライ。キックも決まり21―7と突き放す。

 前半27分、早大は敵陣左サイド深くのラインアウトから再びモールを押し、フッカー清水が2トライ目。清水は同39分、今度はほぼ同位置のラインアウトからパスを受けてボールを持ち、そのまま駆け抜け前半でハットトリックを達成。35―7と得点を重ね前半を折り返した。

 後半は20分、慶大が敵陣右サイドでモールを押し、左に展開。大外でボールを受けた石垣慎之介がトライを挙げ、14―35とする。27分には自陣22メートル付近でFB田村優太郎が相手パスをインターセプト、そのまま独走してトライ。

連続得点で14点差に迫る。早大も後半30分、12次攻撃から最後はSH川端隆馬がねじ込んでトライ。残り3分でフッカー清水がこの日4トライ目を挙げ、49―21。早大が計7トライで勝って5勝目。対抗戦V2に王手をかけた。

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