来夏に開幕が予定されている米女子プロ野球リーグ(WPBL)のドラフト会議で、ロサンゼルスから指名を受けた巨人女子チームの島野愛友利投手(21)が23日、東京ドームで行われた「ジャイアンツフェスタ25」に参加。「しっかり日本の(女子)野球の価値を高めたい」と意気込みを語った。

 同リーグは北米では72年ぶりに創設される本格的な女子プロ野球リーグで、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク、ボストンに本拠地を置く4球団が参加予定。島野は今年限りで巨人を退団、4月ごろ渡米して8月の開幕に備える。

 ドラフト指名に「ここを目指しながら今シーズンやって来たので、スタートラインに立ててうれしい」という島野。プロ契約に対して「不安はあるが、やっと戦える喜びもある。細かなプレーが得意なので、アメリカの良さである大胆さを兼ね備えられたら大きな選手になれるのでは」と語った。

 1期メンバー4人とともに、女子チーム創設を発表した21年のファンフェスタから4年。「素晴らしい環境の中で良い経験をさせてもらい、感じたことはたくさんある。創設から温かい言葉を掛けてくれたファンのみなさんには、これからも女子チームを応援していただければ」と振り返り、「今はどこで野球やるかは選べる時代になってきている。自分が活躍することで後に続くと思う」と後進に期待した。

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