◆明治安田J2リーグ▽第37節 長崎2―1水戸(23日・ピースタ)

 2位の長崎は、ホームで首位の水戸に2―1で競り勝ち、“J2頂上決戦”を制して水戸をかわして首位に浮上した。

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 長崎が接戦を制し、2018年シーズン以来のJ1復帰に王手をかけた。

 序盤から圧力をかけ、開始6分で先制に成功。水戸の修正後は一進一退の攻防となったが、後半20分にエースのFWマテウスジェズスがPKを沈め、決勝点を奪った。

 今季途中に2度目の監督就任となった元日本代表FWの高木琢也監督は「本来はここでファン・サポーターの皆さんに昇格をお見せできればよかったが、次しっかり勝てば決められる。しっかり準備したい」と最終節(29日)のアウェー徳島戦を見据えた。

 3位千葉との勝ち点差は3に開いているため、徳島戦で勝ち点1以上を積めば、無条件でJ1昇格が決まる。敗れた場合は他会場の結果次第となるが、昇格の可能性が残る水戸、千葉、徳島の3クラブよりも優位な立場で最終節を迎えることに変わりはない。

 クラブは悲願のJ1昇格へ「ALL NAGASAKI(オール長崎)」プロジェクトを掲げており、ホームタウン各所で応援Tシャツを着用した市民の姿が見られる。指揮官は「街を少しフラフラすると、Tシャツを着ている方々がたくさんいらっしゃる。応援してもらっているんだなと感じる。皆様の応援を、結果として繋いでいかないといけない」と誓った。

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