俳優の勝地涼(39)と女優の瀧本美織(34)が、読売テレビ制作の日本テレビ系連続ドラマ「身代金は誘拐です」(来年1月8日スタート、木曜・後11時59分)でダブル主演することが24日、分かった。勝地は2000年のデビュー以来、連ドラ初主演となる。

 脚本家・大林利江子氏によるオリジナル作品。娘を誘拐された夫婦が、身代金を払う代わりに別の子供を誘拐することを要求される。良心の呵責(かしゃく)にさいなまれながら、犯人を追う物語だ。

 勝地が演じるのは元刑事の鷲尾武尊(わしお・たける)。かつて誘拐犯を取り逃がした経験を苦に退職した正義感の強い役どころだ。「真っすぐな武尊という役柄に、自分も近いというか、真っすぐに突き進むタイプです。『真っすぐすぎるが故に…』ということもあります」と笑い交じりにシンパシーを明かす。

 かつてNHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13年前期)で「前髪クネ男」役で話題になるなどコメディーのイメージも強い。初の連ドラ主演に「ふざけていないシリアスな芝居に、ぜひ注目してください」と呼びかける。

 武尊の妻で2児の母を演じる瀧本は、オリジナルのストーリーに「すごくスピーディーに話が進んでいくので、台本を読むのにもエネルギーが必要でした。まだ1、2話を読んだ状態ですが、息切れしています」と不安をチラリ。一方でNHK―BSプレミアム「“くたばれ”坊っちゃん」(16年)など、勝地とは共演作も多いことから「昔からよく知っているので、武尊役が勝地さんですごく安心しました」と“夫婦仲”の良さをうかがわせた。

 〇…ドラマのキャッチコピーは「その選択は、愛か。」。公開されたポスタービジュアルは、身代金の入ったバッグを勝地と瀧本で持ちながら、バッグの影には子供が映し出されており、罪の意識にさいなまれながらも、現実から逃げられないという葛藤が描かれている。勝地は「話の展開にまだ整理がつかない自分もいるので、それもまた楽しんでいます」と明かしている。

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