オリックスのファン感謝イベント「Bs Fan―Festa 2025」が24日、京セラドーム大阪で開催された。「オリコレ2025」と題されたコーナーでは選手が仮装で登場するなど、普段とは違った一面を披露。

本拠地に詰めかけた2万983人のファンを喜ばせた。昨年1月からスポーツ報知で独占コラム「一生百錬」をつづっている宮城大弥投手(24)は、来場したファンへ感謝のメッセージを寄せた。

 オリックスファンのみなさん、今年もファンフェスタに足を運んでいただき、ありがとうございました。選手との距離の近さ、新鮮さ、楽しさ。他球団にも負けなかったと思います。そして何より、ファンのみなさんはいつも本当に温かいです。一番うれしいのは、勝った時に「おめでとう」とか「次も頑張って。期待しているよ」と言ってもらえること。ちゃんと見てくれているんだな…と、実感することができます。

 マウンドにいると、声援は意外とはっきり聞こえてきます。相手の打者に死球を当ててしまったり、投げる間合いが長くなってしまった時もです。中には厳しい声もあります。

人によって意見は様々ですし、申し訳ないという気持ちになる時もありますが、僕のペースで頑張って投げていると捉えてください…。

 WBCを見てオリックスを好きになりました、野球を見るきっかけになりました、と言われることもありました。一人でも多くの方がオリックスに注目し、野球を好きになってくれることはうれしいですし、多少は貢献できたかなと思います。もっともっと盛り上げていきたいですし、ファンフェスタもそういう場所にしたいと思ってきました。

 みなさんはどのイベントが楽しかったですか? 僕は仮装です。今までで言えば、宇田川さんのマダムとかが面白かったですし、僕自身も一休さんや、メイド姿にもなりました。選手は恥ずかしさを押し殺しながら、何をやってるんだろう?って思ってしまいます(笑)。でも、一人でも多くの方に喜んでもらえるのなら、こんなにうれしいことはありません。今年は(若月)健矢さんの「しなこ」とティート(高島)さんのギャル「Tちゃみ」。素晴らしかったですね。プロ意識の高さと、まさに大きな背中を見せていただきました(笑)。普段なら絶対、前に出ないタイプのペータ(山下)とかを見ているのも楽しいです。

 みなさんが発するパワーは本当にすごいです。それを一番感じたのが、昨年のT―岡田さんの引退試合です。「声」ってこんなにも出るのか…と、感動しました。オリックス、もっともっと行けるぞ!!って。男女問わず、どの世代にもオリックスファンが増えていると思いますし、やっぱり10月まで野球をしていることが普通でなければいけません。チームのため、そしてファンのために、成し遂げなければいけないのが優勝です。僕自身も成長した姿をお見せします。来年のファンフェスタでは必ず、喜びを分かち合いましょう。(宮城 大弥) 

 〇…芸能界随一のオリックスファンを自任するお笑いコンビ「ますだおかだ」の岡田圭右(57)が登場し、映画「オリックス・バファローズ2025 ~DETA! WAO! OKADA THE MOVIE~」の公開(来年1月16日)を発表した。今季の試合映像を織り交ぜながら、岡田独自の視点で振り返るドキュメンタリー。タキシード姿で気合十分の岡田は「ある意味、ファンの方が主役の映画。このファン目線の映画はなかなかない!!」とPRした。

 〇…「バファローズ青春ドラマ」と題されたコーナーでは、杉本を主人公に石川、山崎、福永らが出演する「ラオウの青春物語~愛を取りもどせ!!~」が放映された。通常バージョンの後には、選手がセリフや動きを逆さに演じ、それを巻き戻した「逆再生ムービー」も上映。杉本の熱演や山崎の投球フォームがぎこちなくなり、会場は爆笑に包まれた。

 〇…京セラD2階の「Bs SHOP」で「Bs Fan―Festa特別号」が発売開始となった。午前9時の開店前から、約600人が行列。千葉県から娘とともに訪れた50代の女性は「以前発売された『オリ姫デー特別号』は千葉在住なので買えず、取り寄せたんです。今回はX(オリほーーーち)で見て、球場で絶対に買おうと思っていました!」。“推し”という広岡と山下のページに「写真もすごくいい!」と歓喜の様子だった。

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