巨人・田中将大投手が25日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸1億6000万円から6000万減の1億円でサインした(金額は推定)。節目の20年目となる来季も巨人のユニホームを着てプレーすることが決まった。

 グレーのスーツ、球団カラーであるオレンジのネクタイを締めて会見場に現れた右腕。はじめに「当然減俸です」と明かしたが、終始明るい表情で「個人的に大変ありがたい言葉をかけていただきました。うれしかったです。ありがたかったです」と球団への感謝を口にした。来季の目標は、日本一。「そこにどれだけ、どういう形で貢献できるか。常にベストを尽くしながらやれたら」と意気込みを口にした。

 来季は同学年の坂本勇人内野手とともにチーム最年長となる。「常にチームのためというのは変わらない。(チームには)いい選手がたくさんいる。皆とそこ(日本一)に向けて」と力強く話し、色紙にも「日本一へとにかく勝つ」と記した。

 楽天に所属した昨季は1軍わずか1登板でキャリア初の0勝に終わり、オフに退団を表明。

獲得に乗り出した巨人と単年契約を結び、移籍1年目で史上4人目の日米通算200勝を成し遂げた。今季1軍では10先発で3勝4敗、防御率5・00。2軍戦も含めると年間104回2/3を投げ、先発陣に離脱が相次いだシーズン終盤は1軍で確かな存在感を示した。

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