7月9日に死去したシダックス創業者、志太勤さん(享年90)の「お別れの会」が19日に東京・千代田区内の帝国ホテルで開かれ、約800人が出席した。

 献花会場では、4種類の花を用いて、創業時の屋号でもあり、「日本一の事業家を目指す」という志太さんの思いを表した富士山をイメージした祭壇が設置され、献花が行われた。

 懇親会場では「志太勤の軌跡」と題して、生前の事績を紹介。シダックス野球部や日本中学生野球連盟の活動を通じた野球への情熱についても展示パネルが設けられ、出席者は故人をしのびながら見入った。

 志太さんは1991年にシダックス軟式野球部を発足し、1993年からは硬式野球部に。総監督としてベンチ入りし、ともに戦った。1999年には日本選手権で初優勝。故・野村克也さんを監督に招へいし、2003年の都市対抗では準優勝に輝いた。野球界にも多くの功績を残した、巨星だった。

編集部おすすめ