ドジャース・大谷翔平投手(31)が25日、インスタグラムで来年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する意向を表明した。同3月5日の大会開幕まであと100日。
電撃的な発表だった。日本時間の午前10時13分に、大谷が自身のインスタグラムを更新し、来年3月のWBC出場を表明した。頂点に立った23年大会の写真4枚などとともに「日本を代表して再びプレーできることを嬉しく思います」(原文まま)と、つづった。
13日(日本時間14日)のナ・リーグMVP受賞直後の電話会見では「まだ個人間ではやりとりができないので、連絡を待っている段階」と話すにとどめていた。侍ジャパンの井端監督も17日に、WBCを主催するWBCIに対し、9月に大谷ら招集を希望するメジャーリーガーのリストを提出したが、返答がないことを明かしたばかり。「一日でも早く返事は欲しい」と交渉難航をにおわせていただけに、急転直下だった。
前回は22年11月17日にインスタグラムで出場を表明。2大会連続での侍ジャパン内定第1号となった。過去に「何回だろうと出場したい」「選んでいただけるなら光栄」と何度も出場に前向きな姿勢を示してきた。すでに来季へ向けて始動しており、調整の道筋を明確にするためにも、ドジャース側が大会中に万が一故障した場合の保険の問題などを早急にクリアにしたもようだ。
今後、最大の焦点は起用法になる。侍ジャパンとド軍が議論を重ねていくとみられる。今大会は、準々決勝以降が米国開催となり、さらに厳しい戦いが予想される。投打の二刀流でフル回転することが日本にとってはもちろん理想だが、2度目の右肘手術から投手復帰したのは今年6月。ワールドシリーズ(WS)第7戦まで登板して大きな負荷はあった。本格的な来季の二刀流へ、しっかりとオフは休養にあててもらいたいというド軍側の思いもあるだろう。
ロバーツ監督はスポーツ報知の取材に対し「翔平は右肘の手術から戻ってきたばかり。(WBCで)投げれば大きな負担になる。打者で出るのは問題ないけど…」とも明かしていた。本人の意思やコンディションを尊重しつつ、打者専念も現実的な選択肢の一つになりそうだ。
インスタグラムの投稿には、英語で「ファンの皆さま、今季も素晴らしい声援をありがとうございました。来年も皆さまとお会いできることを楽しみにして、一生懸命トレーニングをしています」と心境をつづった。
◆23年大会の大谷 打者では打率4割3分5厘、1本塁打8打点。投手では3試合に登板し2勝0敗、1セーブ。9回2/3を投げて2失点11奪三振。防御率1・86だった。1次ラウンドの中国戦と準々決勝のイタリア戦で先発。決勝の米国戦は指名打者でスタメン出場してクローザーとして9回に登板し、最後の打者としてトラウトから三振を奪って優勝を決めた。










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