巨人・田中瑛斗投手(26)が結婚したことが25日、分かった。お相手は同学年で、中学時代から知る地元・大分出身の一般女性(26)。
1年でプロキャリアを一変させた田中瑛が、最愛の人も射止めてみせた。「よく笑う、超天真らんまんな人です。一緒にいると元気になれる。そこに惹(ひ)かれました」。今年に入ってから2人の地元にある海岸沿いでプロポーズ。自身の幼なじみが営む生花店で花束を用意し「結婚してください」とド直球で決めた。
妻との出会いは14歳。お互い違う中学で、当時は友達だった。アスリートとして活躍していた彼女に抱いた「ほんわりしてカワイらしい見た目なのにしっかりしてるな」という第一印象は今も覚えている。時を経て交際に発展し「成績を出して野球で養っていけると自信がついたら結婚しよう」。高卒8年目、秘めていた思いを伝えることができた。
“火消しのエイト”として何度も窮地を救い、リリーフ陣の中でMVP級の輝きを放った移籍1年目。ブレイクの一因は内助の功だ。先発として期待された日本ハム時代は7年間で通算10登板とスポットライトを浴びることができなかった。巨人で阿部監督に才能を見いだされ、宝刀の高速シュートと最速154キロの直球を生かして中継ぎに本格転向。セットアッパー大勢と並ぶチーム2位の62登板といきなりフル回転し、プロ初ホールド(H)から一気に36Hをマーク。「後がない」と腹を決めていた苦労人は崖っぷちから人生を変えた。
妻は韓国の女性4人組グループ「BLACKPINK」のROSE似。料理の腕前もピカイチで、特に好きなのが韓国料理のポッサム(豚肉の茹で料理)とスンドゥブチゲ。「ポッサムには自家製のタレがかかっていて、スンドゥブはダシから取ってくれる。時間をかけて作ってくれるんです」とホクホク顔で笑った。右腕の朝食は塩むすび2個と決まっている。早朝4時過ぎに起きないといけない日でも、目覚めると必ずホカホカのおにぎりが用意されている。
首脳陣の信頼も勝ち取り、今オフは年俸750万円からの大幅昇給が見込まれる。「自分のためだけに頑張るのは限界があるけど『この人のために』という的ができた。初めて、人のために頑張りたいと思えた。妻に何不自由なく生活してもらうことが今の僕のモチベーション。今年の成績に満足はしてないので、来年は絶対に優勝して、優勝旅行に連れて行きたいです」。揺るがぬ覚悟を原動力に、移籍2年目も魂を込めて腕を振る。
◆田中 瑛斗(たなか・えいと)1999年7月13日、大分・中津市生まれ。26歳。柳ケ浦では2年秋からエース。2017年ドラフト3位で日本ハム入団。19年にプロ初登板も20年に右肘手術。










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