◆第12回京都2歳S・G3(11月29日、京都競馬場・芝2000メートル)追い切り=11月26日、美浦トレセン

 デビュー2連勝での重賞取りへ挑むゴーイントゥスカイ(牡2歳、美浦・上原佑紀厩舎、父コントレイル)は、新馬戦でも騎乗した荻野極騎手が3週連続となるコンタクトを取った。Wコースで3頭併せの真ん中に入り、外のプロミストジーン(3歳3勝クラス)を追走、内のナヴァラトゥナ(3歳未勝利)には先行しスタート。

最後の直線では両サイドからプレッシャーがかかる形にも動じずフィニッシュ。6ハロン84秒6―11秒9を余力十分にマークした。上原佑調教師は「きょうはもたれるところを確認してもらいたかったので時計はあまり出しませんでしたが、ジョッキーのコメントも良かったです」と納得の表情を浮かべた。

 新馬戦は好位3番手でしっかりと折り合うレースセンスの高さを披露。最後の直線では前が壁となり厳しい進路選択を強いられたが、視界が開けるとダイナミックなフォームで末脚を伸ばし、先に抜け出した2着馬を首差とらえる強い内容だった。「新馬の時は緩さがあったけどジョッキーもだいぶ良くなっていると言っていて、かなり解消してきました。あとは京都コースに対応できるか」とトレーナー。

 重賞の壁を一気にクリアすれば、コントレイル産駒の今後の展望は大きく開ける。

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